ストリート系の服で大失敗

私が高校2年生の時のことです。
当時の私は痩せていて、身長が168cmあったのに、体重は45kgしかなく、とても痩せていました。

そんな私も、高校2年生の春、好きな子ができ、休みの日に遊びに行くことになりました。

しかし、私は悩みました。
デートで着るようなお洒落な勝負服がありませんでした。
大好きな男の子だったので、このデートをきっかけに付き合いたいと思っていた私は、お洒落な友だちの力を借りることにしました。

友だちは熱狂的なストリート系ファッション好きで、ストリート系ファッションをコーディネイトしてくれることになりました。
あまりお金のなかった私のために古着屋でTシャツとパンツを見つけてくれ、キャップを私にプレゼントしてくれました。

当時、場合によってはMサイズでも大きかった私ですが、友だちの勧めにより、LLサイズのTシャツと3サイズ大きめのパンツを合わせることにしました。

迎えた当日、海辺のショッピングモールに出掛けたのですが、強烈な浜風が吹いていました。
おかげで、私自慢のストリートファッションは、旗のようにパタパタとなびきました。
話をしていても、パタパタという音がうるさく、ダボっとした感じが良さなのに、風のおかげで、身体のラインをクッキリさせてしまい、近未来の宇宙服のようになっていました。

必死で隠していましたが、隣の彼が気付かないはずもなく、とても恥ずかしい思いをしました。

結果的に彼とは付き合うことごできましたが、その後、私は体型にあった服を選ぶことを、心に決めました。